ここではないどっか。

一度は辞めてしまった登山を再開したい。そして小学生、中学生の子供を連れて登りたい母が一人地味に頑張る記録。それから虫と小さい生きものたちのこと。

鎌倉*葛原岡ハイキングコースを一人で

仕事がお休みの平日!

下の子が下校してくるまでの間にサクッと歩いてこようと言う気持ちになり、鎌倉ハイキングに出かけました。

鎌倉には

  • 葛原岡・大仏ハイキングコース
  • 天園ハイキングコース
  • 衣張山ハイキングコース
  • 朝比奈切通しハイキングコース

…など、いくつかハイキングコースがありますね。

今回、私には約2時間程しか時間がないので、

ちゃちゃっと気軽に歩けそうな葛原岡コースを歩くことにしました。

https://www.trip-kamakura.com/article/hiking-modelcourse/95.html

葛原岡ハイキングコースと、大仏ハイキングコースは一繋ぎに歩くことも出来るのですが、

今回は葛原岡エリアだけ歩くことにしました。

下の子が小学校を下校してくるまでに自宅に帰り着きたいので。そして、サラッと何もなかったかのように「おかえり〜」ってお迎えしたい。

 

葛原岡ハイキングコース スタート

葛原岡ハイキングコースは、

まず北鎌倉駅から歩いて10分程の浄智寺へ。

浄智寺の横の道は、とても静かで風情のある道。いかにも鎌倉って感じ…。

そして、このアスファルト道を突き当たりまで歩くと、駐車場脇に登りの小道が現れ、ハイキングコースが始まります↓

コースはかなり整備されており、案内がたくさんあるので道に迷うことはなさそうです。。

とはいえ、木の根が網の目のように張り出しているところも、滑りやすいところもけっこうあります。

湘南ドライブのついでにサンダルで登るなんてことはしないほうがいいですよ。

 

葛原岡神社の「こもれび広場」

歩き始めてしばらくすると、あっという間に葛原岡神社に出ます。葛原岡ハイキングコース自体はかなり短めです。

神社前の「こもれび広場」は、手作りぽい木のベンチが並び、天気も良いからポカポカしていて、お弁当を食べるのにぴったりな場所でした。

しかし、

カラスやトンビがお弁当を狙ってるので、注意が必要です!

私はここではオヤツをつまむ程度でしたが、

別のグループは、飴を、カラスに袋ごと奪わていました。

カラス、飴なんて絶対食べないと思うんだけど、なぁ…。

とりあえず人間の食べ物なら奪ってみるのかしら。飴の袋、開封できるのかな。丸呑みしちゃったら危ないよ、と、なんだか心配になってしまう。

 

私はもう少し歩きたいので、この先の舗装道路を歩き、「桔梗山」を目指します。

 

「桔梗山」

私は特に歴史が好きなわけでもなく、ただただ自然の中を歩きたいだけの人間なので、桔梗山での歴史的な出来事とか、桔梗山という名前の由来とかはわかりません。

とりあえず、「山」って書いてあるからピークは踏んでおこうと思います。

しかし、舗装道路から再び土のハイキング道に入り、それなりに近づいてからも、それっぽい案内は特に見当たらない。

YAMAPを確認すると、ピークの周りを道がぐるっと一周しております。そして、実地には、地図には載っていない謎の踏み跡がたくさんある。

地図がなかったら道迷いしちゃいそう…。

けっこう枝や下草がボウボウに育ってます。

これが普通に登山だったら、道がこの程度に荒れててもべつに気にしないかもしれませんが、かなり整備された鎌倉のハイキングコースの中なので、なんだか不安になってきます。

まぁまぁ荒れた小道を進むと、

笹だらけの中に分岐が現れ、

↑この写真見ても分岐かどうかわからないと思いますが、分岐です。

そこを登っていくと、確かに山頂らしいポイントが現れました。

一人分のベンチが設置されていますが、眺望ゼロ、なんだか侘しい雰囲気…。

誰もいない。

いや、むしろ人里離れたこの場所で、静かに読書とかしたら良いのかな…。

 

鎌倉名物?台湾リス 

ときおり周りの茂みがカサカサ音を立てて、生き物の気配がする。

正体はほぼほぼ台湾リス。

本当に増えちゃってるんだなぁ。

 

源氏山

「源氏山」は、桔梗山に比べると観光地ぽいというか、ちゃんと公園として整備されており、舗装道路だけで登ってくることもできる場所です。

一応「桔梗山」のピークとなっている地点にも行ってみました。

こちらの道は、しっかりした階段になっていました。

ただ、ピーク地点に人の気配はなく、いかにも史跡、って感じ。

切り株に腰掛けてお茶休憩。

ピーク手前の公園の方は、芝生広場になっていて、地元のちびっこ達とそのママたちが楽しそうに遊んでいました。

 

鎌倉駅

私はここから、舗装道路ではなくやはりハイキングコースで下山?します。

意地でもハイキングコースを歩く人。

源氏山から鎌倉駅方面に下りるハイキングコースが意外とワイルドな景観で、足元も不安定な箇所があります。

狭い…。

いわゆる切通しぽい雰囲気で、人が削ったものと思われますが、それにしては狭いよね?

どういう目的で削られたものなのか。

逆に、自然にできたものなのか。

この超狭い道を通り抜けるとそれ以降は平地となり、

この穴?トンネル?みたいなところを通ると、鎌倉駅への近道になります。

このトンネルも、いつの時代にか人が作ったものなのでしょうね。

山に行くと、よく、山城跡とか、大昔にどこかから持ち込まれた石碑などに出会いますが、昔の人のエネルギーにいつも圧倒される。

重機の無い時代のインフラ整備は当然力が要るはずだし、今より安全管理もできなかったはず。

インフラ整備よりさらに驚くのが信仰に基づく事業で、それは生活を直接支えるものではなし、山に巨大な石を運び上げても、それによってご利益を求める気持ちはあるかもしれないが、大きな利益があるわけではなし。

それでもやってみようと思える、その動機の根源はやはり強い信仰心なのか。

それだけ、神や仏や、山や大地に自分たちの生命が支えられていて、そこから何かをいただき、そしてお返しする心があったということ?

なにはともあれ、

貴重な史跡が普通に日常に溶け込んでいるところが、さすが鎌倉〜。

 

しかし、今日はもう時間切れ!

息子の下校時間が迫っている!

急いで帰る!

ところで、

鎌倉駅のホームの売店、よく見るとキオスクじゃない!

加藤商店…⁉

コレって有名なことなのかな?知ってる人は知ってるよ的なやつ?

今回のハイキングでのいちばんの衝撃は加藤商店でした。

鎌倉ハイキング、次は大仏ハイキングコースまで行ってみたいです。